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昔、明石家さんまなるお笑い怪獣が主演したテレビドラマ、『男女7人夏・秋物語』があった。 夏か秋か忘れましたが、再放送で気付いたこんなシーンがあった。 レンタルビデオ店でさんまが『美しさと哀しみと 』を手に持ってるのを大竹しのぶが見つけて、 「あ〜っ、それ、女の人が裸の女の脇を剃ってあげる映画でしょ〜、やらし〜い」とからかうシーン。 ちなみに、この作品の剃ってあげる方がシャーロット・ランプリングだ。 『ったく、この馬鹿女は、なんてひでー事いいやがるんだ・・・そもそもこの作品は川端康成のどうのこうの・・・エロエロなんかじゃねぇし、そもそも・・・』と憤りを覚えつつ、のちに剃られる側の女優候補にナスターシャ・キンスキーも挙がってたのを知って、そのエロエロな様を妄想するだけで昇天してしまった。 「目」だけで男を瞬殺できる二人の共演って・・・オイラどうすりゃいいんだ・・・って別にどうもしなくていいんだが(苦笑)
あれ、何のレビューだっけ・・・あ、そうそう、『シャーロット・ランプリング』だった。 彼女は正面を見据えても上目遣いの視線になる、所謂三白眼という目を持つ女優だ。 ナスターシャの瞳の奥に宿すものに痺れたのと異なり、彼女は目付きそのものが大変魅力的なのだ。 ぐっと顎を引いて口を半開きにして見つめられた日にゃあ、即、魂を抜かれてしまう。 しかし、どの作品かは失念したが、男の大きな手で顎をくいっと持ち上げられた時に屈辱的な表情で睨み返すシーンを見て、悩殺されてしまったのだ・・・
いや、ちがう、ちょっと待ってくれ・・・オイラの好みはジェニファー・ラヴ・ヒューイットみたく、お胸の大きな・・・もとい、明るく健康的な笑顔の持ち主なんだ・・・ ナスターシャといいランプリングといいこんな妖艶な視線で野郎を手篭めにするようなオッカナイ女性ではない、断じてないのだ・・・ まぁ、オイラの好みなど全く持ってどうでも良いんだが・・・いや、良くない(T_T)y-~~~ あれ、何のレビューだっけ・・・あ、そうそう、『シャーロット・ランプリング』だった。
その前にウディ・アレン。またしても、もっとも苦手な監督だ。 何が言いたいのかさっぱり分からない作品ばかり。いつも同じことの繰り返し。 やれ友達夫婦が離婚した。自分たち夫婦の関係も微妙になる。浮気がばれる。相手も浮気してた。離婚の危機。でも元の鞘に納まる。これらがランダムに組み合わさってるだけで、一応一通りは観てるけど、どれがどの内容だったか覚えてない。っていうか全部これだった気がするし。 もっともマズイ事に全然笑えない。 つまらないのではなく、彼流のウイットが理解できないのだ。 これはかなり致命的だ。 それでも、この『スターダスト・メモリー』と『カイロの紫のバラ』は僕のお気に入りだが、ヒッチの時と同様、アレン自身もこの二つがお気に入りらしい・・・もう訳がわからん・・・ あれ、何のレビューだっけ・・・あ、そうそう、『シャーロット・ランプリング』だった。
この作品の重要なヒロイン役にランプリングをキャスティングするとわ・・・アレンよ・・・
『ふっ、どうやらあんたもこっち側の属性か・・・(-_-)y-~~~ 』
あ、いや、オイラはこっち側じゃない・・・ってもう、どうでもいいや・・・いや良くない!
しかしこの作品でアレン監督はランプリングの今まで見た(見せた)ことの無い魅力を引き出し、オイラの想像を見事に裏切ったのだ。 笑顔が爽やかで、知的であり、かわいくもあり、美しく、成熟した女性、とにかくあらゆる賞賛の言葉をつくしたくなるほどの魅力的な女性として描いて見せたのだ。 そしてその彼女をひたすら優しく愛して愛して愛しぬく。 彼女の中に彼の理想とした女神像を投影・・・いや、違うな・・・もっと現実的に、彼女の自然体のまま一挙手一投足の動きから滲み出す女性としての魅力を素直にカメラに収めたのだ。 この作品は『8・1/2』へのオマージュであると共にアレンが愛してきた女性への賛歌も内包しているのだ。
この作品に出演するまでの役どころの多くは、ネタばれになるのでどの作品でどうだったかは詳しくは言えないが基本的に彼女は、ぶっ殺される。 演技力はイマイチ、台詞まわしも下手、そしてろくな死に方をしてこなかった彼女を、こんなにも魅力的な女優として描くとは、やはりアレンは只者じゃない。 あれ、何のレビューだっけ・・・あ、そうそう、彼女は意外とコメディとかにも挑戦しているが、印象に残っているのはアブノーマルな役どころばかり。 そしてこの作品は彼女のキャリアにとっては『ラピュタ』における滅びの魔法の逆バージョン。 良い魔法に力を与えるには悪い魔法も・・・の逆、『スターダスト・メモリー』の彼女の魅力があるから、アブノーマルな役での妖艶さに箔が付くのだ。
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