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いや、オモロかったなぁ。
運命の相手かどうか―。とかさ。 ぶっちゃけ分からんよね。と思いつつも。
なんだかスカッとしたな。
人生の中で出逢える人は限られてるわけで。 その中で「この人だ!」と思えることは どれほどすごいことなんだろう。
現実的には確かに、 婚期というものは存在するけれど。 ココロの中には、そんなもの無いようなもの。
自分の気持ちは タイミングを計るようなものじゃないと思う。
彼が彼でよかった。 彼女が彼女でよかった。とかさ。 それだけで良くて。
『婚前特急』
営業をバリバリこなすOL。 池下チエ、24歳。 限られた人生を有効に活用するため、 5人の彼氏と付き合っている。
5人の男たちは年齢も様々でタイプも異なる。 それぞれの男にメリット・デメリットがあるのだ。
人生を楽しむことだけを考えていたチエだったが、 親友の結婚がきっかけで5人の男たちを1人に絞る、 “査定”をすることに。
ところが“査定”は、ひとりの男によって 出鼻をくじかれる事となる。
俺たち体だけの付き合いでしょ??
プライドをズタズタにされたチエは、 その男への復讐に燃える。
あなたたちにとって私って何??
そして、 チエの「本当に大切な人」探しが始まる。
まさか。
吉高由里子に殴られる男をみて カタルシスを感じるとは(笑)。
パンチを避けたら、 もっと強いパンチが飛んでくる。
わかるなァ、コレ。
5人を股にかける女だとか。 酔い潰れた女を連れ去ろうとする男だとか。 まぁ、サイテーな行為なんですけど。
不思議と憎めない。
どこか愛らしいというか。 確かにモラルが欠けてる部分があるんだけれど、 人間としての優しさや愛情のようなものを 感じさせる部分を、いい塩梅で描いていて。
チエの心境の変化を表す、 冒頭とラストの演出もうまい。
チエや周りの人たちの 結婚に対する「不安や焦燥感」を、 敢えてしっかりと描かないことが 答えであるような気がした。
運命の相手かどうか―。
結局のところ、 自分の気持ちに正直に生きて。 自分を信じるしかないわけで。
物語自体は予定調和でもあるし、 放つメッセージも「はっ」と気付く 目新しいものでもない。
いろんな映画を観ていると、 “いまさら”そんなこと。 知ってるし。 だからどうなの。ということがある。
特に自分は、結婚をすでにしているので、 恋愛モノに“いまさら感”を抱いてしまうのは しょうがないことなのかも。
恋人関係や夫婦生活は様々なので、 もしかすると一部の方には失笑を喰らう “いまさら”なメッセージ。
でも、この映画の 「これからの人生を共に歩む大切な人とは」 というテーマにはすごくピッタリだと思うのだ。
これでいいというか。 これがいいと思った。
長い人生。 最愛の人と過ごす時間も、もちろん長い。
だからこそ、夫婦生活において “改めて、大切に思う”のは 必要なことだと感じるのだ。
バカのひとつおぼえみたいに。
使いふるされたメッセージでも、 何度でも何度でも “改めて、そう思う”。でいいのだ。
だからこの映画を、 隣にいる妻と笑って観られることが すごく幸せなことなんじゃないかと。
改めて、そう思った。
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