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ある殺人鬼の日常
投稿日時:2009/11/22 22:24:15 投稿者:JUDEさん
役立ち度:7人
JUDEさん
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投稿者
平均
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( 19 November 2009 - ??:?? - Home - JUDE ) ケヴィン・コスナー扮する元・連続殺人犯が、 葛藤しながらもまた殺人に手を染めてしまう感じの映画。 個人的に、被害者ではなく、殺人犯が主体の映画ってのは、あんまり是としたくない所だけれど、 その是非は別に置いておいて、シナリオ的には面白味はあったかなぁって。 そのシナリオ自体がもともと繁雑さを含んでるってのはあるんだけれど、 シナリオ以上になんか映画全体的がガチャガチャしてしまって、焦点がぼやけたかなぁという気も。 最終的には面白かったんだけど、やっぱデミ・ムーアの存在がねぇ、 ちょっと邪魔してるかなぁって。 映画の作り的にはダブル主人公みたいな感じなんですが、 連続殺人犯視点で描くのであれば、デミ・ムーアのラインはもっと弱めてよかったんちゃうかなぁって。 シナリオ段階ではもしかしたら弱かったのかもしんないけど、 大物のデミ・ムーアってことで、無理に見せ場を詰め込んでしまった感じが。 それに、役柄と年齢がイマイチあってなくて、デミ・ムーアがちと浮いてる気が。 30代前半くらいのもうちょい名前無い女優さん使って、シーン減らして、 ブルックスのトレーシーへの興味をもっと偏執的に強く描いた方が、 ストーリーに一本芯が入って見えた気もする。 トレーシーが大分出しゃばった事で、面白味の部分が薄くなったかなぁ。 とは言っても、ケヴィン・コスナーってのもキャスティングミスだった気もする。 幸せそうな家族の父親が殺人鬼って設定は、実は結構リアルやと思う。 実際の事件を例に挙げることは出来ないけれど、鬼畜みたいな所業の犯行が、 捕まえてみれば妻も子供もいる父親で、被害者は子供と同年代だったみたいな話もある。 本来であれば、この映画の設定って、もっと禍々しい感じを受けて然りなんだと思うけど、 結局ファンタジーとしてサラッと観れてしまっているってのは、どうやろか。 原因は、ケヴィン・コスナーの演技のメリハリだった気もする。 演技の上手い下手はわからんけど、どのシーンでも冷静で理知的な人物像に観えた。 ブルックスは殺人中毒で、そんな自分を嫌っている。 犯行を起こす前の葛藤、抑えられない衝動、犯行中に爆発する高揚、犯行後の失意。 本作でもそれぞれの段階を描いてはいるんだけれど、見た目には平坦な演技変化に見えた。 "憑かれる"という表現があるけど、犯行中に見せる表情や行動の豹変。 そういうのがちょっと乏しかった気がして、ブルックスに対する怖さってもんが抱けず、 犯行に対する怖さや嫌悪も湧いてこなかった。 ケヴィン・コスナー自身は自分の演技だったと思うし、悪くは無いと思うんだけど、 映画全体が迫真に欠けたのは、ケヴィン・コスナーの起用にあったんじゃないかなとも思う。 ギャップを演じ分けることが出来る役者さんが起用されてれば、またちょっと違う印象を抱いたかも。 別人格の扱い方もあれだよね。ちょっとノホホンとしてしまった気がする。 と、欠点ばかりあげつらったけど、全体的にはつまらないわけじゃなく、 猟奇殺人犯を扱った割には静かな内容と、本来であればもっと退屈するところが、 意外と最後まで見れたのは、やっぱり面白味があったからだと思う。 完成してない料理みたいな、なんか薄味ぎみの美味しそうな映画でした。 本当のところ、私は殺人鬼を肯定するような内容の映画ってのは、是としたくないんだけれど、 本作に関しては、非と言いたくなるまでの禍々しさがなくて、だからこそ、違うんで無いかいと。 この手の映画は賛否両論になってなんぼの話で、「非と言わせてくれよ」ってのが正直なところかな。
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(2月7日付観客動員)
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320
202
164
149
2010年1月28日〜2月3日
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