s19y25syさん
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平均 

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- ・笑える
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重いテーマを気持ちよく観終われる映画ということで、 よい映画だと思いました。
原作者もこの映画に太鼓判を押したのは分かります。 にもかかわらず、頭の固い原作ファンはなぜか文句を言っているようですが・・・
原作と雰囲気が大きく変わったのは、
1、田口が皮肉屋の中年男からおっとりした可愛らしい女医に変わったこと。 2、白鳥がブサイクなゴキブリから長身の色男に変わり、口数が少なくなったこと。 3、氷室が理屈っぽい気味の悪い男から、優しそうで気の毒そうな男に変わったこと。 4、垣谷が無能で鈍重な男から、有能で真面目な努力家に変わったこと。
という4点でしょう。
原作では、桐生と鳴海が別格で、あとは無能かオタクかの烏合の衆で、 それを見た田口が皮肉をつぶやき、 やってきた口達者な役人・白鳥には一方的に言い負かされ、非難されてしまうという、 「腐った現実」を見せられる「荒んだ雰囲気」がありました。 それはそれの独特の「味」がありました。
ただそれを映像化すると後味が悪くなりそうですし、 2時間で収めるのは困難なので、映画版ではバランスを取った印象があります。 田口の視点を「つぶやき」から竹内による外科の素人的な「動作」で観客の視点とし、 白鳥のマシンガントークも抑えて、阿部寛の圧迫感でオフェンシブ・ヒヤリングを実行し、 時間の短縮につながりました。
映画版は原作ファンだけを対象にしている訳ではないでしょう。 特に田口と氷室のキャラクターのおかげで、最後はほんのり悲しい雰囲気で、 医療現場の厳しい現実を伝えながらも、余韻は比較的綺麗です。
中村監督は特別ギャスセンスに優れているとは思いませんが、 人物設定が原作と変わっているのを生かして、 映画全体の雰囲気を原作から上手く変えたのが成功したと思いました。
それこそが映画化の意義でしょう。 それがなければ、原作だけ読んでいればいい訳ですから。
原作は原作の良さ、映画版は映画版の違った良さがよく出ていると思います。
そこを、原作者の海堂尊氏がこの映画に太鼓判を押したのは、 医療現場の問題提起に関しては、きちんと原作を受け継いでいるからでしょう。
むしろ原作よりも、犯人の境遇に感情移入できる面もあり、 観終わった人は犯人への非難の気持ちよりも、 医療現場の問題点を強く認識することになると思います。
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