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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

総合:
(5点満点中4.30点)
4.30

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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

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犯罪映画で爽快感を味わえる面白い映画

採点:
(5点満点中5点)

投稿日時:2008/05/10 09:43:07 投稿者:spam_spam_egg_spamさん

役立ち度:7

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 タイトルは「捕まえてごらん」。これで犯人側が主人公なのがわかる。追われる犯人はレオナルド・ディカプリオ、追いかける刑事はトム・ハンクス、この2人の出演とスピルバーグ監督、ということならヒット間違いなし、という典型的なハリウッド映画で、スピルバーグ監督の会心の一作ともいえる。犯罪者を主人公にしながら、こんなに爽快感を味わえる映画はないだろう。映画を見ながら、「犯人よ、つかまるな」と思えてしまう。というと、まるで「ルパン三世」を見ているようだが、この映画は実在の人物をモデルにしている、と言う点が驚きである。原作本を読んだが、映画で使われたエピソードはほぼすべて事実である。全く資格も知識もないのに、病院で当直医勤務をしたのも事実、弁護士の資格を取ってしまったのも事実、結婚を約束した女性がいたのも事実、フランスの刑務所で死にそうな目にあったのも事実だ。ただ、その順番や起こった場所は事実とは若干違っている。原作に基づき、映画のストーリーとして必要なものだけに減らし、時間経過などの並べ方を変えて、こんなエンタテイメント映画を作り上げたスピルバーグ監督の手腕には驚嘆するばかりだ。
 また、警官たちの一瞬の隙をついて逃げ続けるディカプリオの口八丁、手八丁は実に爽快だ。それは、ディカプリオがよい意味で「軽く」(肩肘張らずに)演じているからなのだろう。これは、いやらしくねちっこく演じてはだめで、軽やかに演じないとだめだと思うが、それを上手に演じている。
 トム・ハンクス演じる刑事は、原作にはないキャラクターで、映画用に新たに作られたようだ。ギリギリまで追いつめて最後に逃がしてしまうので、刑事としてはポカだらけなのだが、むしろディカプリオの逃げ方が上手いのであろう。原作は映画ほど、捕まりそうでギリギリの場面はないが、上手く演出を加えてエンタテーメント性を高めている。
 ディカプリオの父役のクリストファー・ウオーケンが、意志の強い威厳を持った父親を演じている。その父親をを思う気持ちが強くあふれる点も、犯人に感情移入してしまう一因であろう。
 原作の内容を崩さず、さらに映画的演出を上手に組み合わせたスピルバーグ監督に脱帽、である。

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