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パニックムービーでどれか一つだけ選べと言われたら間違いなく私はこの作品を選びます。 この作品には安心感が存在しません。 頭の片隅には数人が絶対に助かる結末が待っているとわかっている。 わかっているけれど不安と緊張が最後まで続くのです。 「もしかして、全員死亡…?まさかね…」 初見の時は本気でこう思いました。 パニックムービーで誰も助からないなんてありえない、見たことない。 だけどひょっとしてあったりする? この作品にはご都合主義的な要素が全く無いんです。 全てが絶妙な整合性と必然性で構成されていて、そのリアリティがラストにある筈とわかっている生還を疑わせてしまう。 これほどドキドキハラハラさせられてぐったり疲れる作品は滅多にありません。 ギリギリの命綱を必死に手繰り寄せる死と隣り合わせの希望。 だからこそむき出しになる人間の醜い本性やいさかいにイライラしたり腹が立ったり 召される命に涙する。 まさにパニックムービーの最高峰です。
作中の牧師の持論はものすご〜くわかるなぁ… 神頼みしてどうにかなったことなんてなんにもない私には(笑) 神様に祈ったところで妹の障害は治らないし 父の癌も治らなかったし 母の突然の死もどうにもならなかったし 妹が障害者だからと去った恋人は戻らなかったし 自分でなんとかするしかないんだよね。 だけどもたま〜に頑張ってるのに更なる試練を与えられる、あの虚しさ。 所詮、神様なんぞいやしないんだよ!! と何度思ったことか。 牧師さんに共感できちゃうから、尚更鑑賞に力が入っちゃったのかも。
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