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ピンチクリフ グランプリ

総合:
(5点満点中4.03点)
4.03

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原題: FLAKLYPA GRAND PRIX/THE PINCHCLIFFE GRAND PRIX

製作年度: 1975年

別題: −

製作国・地域: ノルウェー   上映時間: 90分

allcinema ONLINE(外部リンク)

解説: 人間と動物が協力してカーレースに挑む心温まる人形アニメーション。発明を盗まれた修理工とその助手が、一念発起して新たなマシーンで勝負に挑む姿を描く。主人公の家から独創的なスーパーカーまで、家具職人だった監督が5年の歳月をかけて作り上げたこだわりの映像は必見。本作は製作後30年を過ぎてもノルウェー映画観客動員数ナンバーワンの座をキープ。その見事なレースシーンと心優しい登場人物たちの活躍は必見。シネマトゥデイ(外部リンク)

あらすじ: 自転車修理工レオドルと助手のあひるのソラン、ハリネズミのルドビグは、ピンチクリフ村で仲良く暮らしていた。ある日、新聞にルドルフがスーパーカー“ブーメラン・ラピド号”でグランプリ・レースに出場するという記事が載る。実は、その車は以前レオドルの助手をしていたルドルフがレオドルの設計図を盗んで作った車で……。シネマトゥデイ(外部リンク)

映画レポート

「ピンチクリフ・グランプリ」ため息が出るほど細やかなディテールと、迫力のレースシーンに脱帽
「ピンチクリフ・グランプリ」ため息が出るほど細やかなディテールと、迫力のレースシーンに脱帽
 1975年に製作された人形アニメーション。2位にダブルスコアの差をつけ、ノルウェーの観客動員数第1位の記録を保持し続けている怪物モノの国民的映画だ。ま、そうはいっても、30年も前の作品。当時はさておき、今ではそこかしこに拙さを感じるだろうと思いきや! 細部の細部まで異常なほどにこだわったディテール、キャラの立った登場人物たち、太陽を感じさせる照明、見せ場となるジャズバンド演奏シーン&カーレースシーン。そのすべてに感服させられた。  物語は大きくわけて静と動の2パートで構成。自転車修理工にして発明家のレオドル爺さんと、その助手、鳥のソランとハリネズミのルドビグの穏やかな日常から、レースに向けて車作りに励む日々。そして、臨場感溢れるレース本番。レオドルは、かつての助手ルドルフが、自分のアイデアを使ったスーパーカーでチャンピオンに輝いていることを知り、グランプリ参戦を決意する。スポンサーを見つけ、背中を押すのは行動派のソラン。レオドルにも優勝したいという気持ちはあるだろう。しかしそこに感じられるのは、欲やルドルフへの恨みというより、ただ、自分の頭の中で生まれた素晴らしい車が実際に走る姿を、多くの人に見てもらいたい、という純粋な思い。それがいい。全編にみなぎる作り手の愛情と熱意も、なんだかとても温かだ。(望月ふみ) (PREMIERE)

[2007年01月11日 更新]

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