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ジェイン・オースティンの読書会

総合:
(5点満点中4.03点)
4.03

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原題: THE JANE AUSTEN BOOK CLUB

製作年度: 2007年

別題: −

製作国・地域: アメリカ   上映時間: 105分

allcinema ONLINE(外部リンク)

解説: 『高慢と偏見』などの小説で知られるジェイン・オースティンの作品に、読書会のメンバー6人の人生を描き込んだヒューマンドラマ。全米ベストセラーとなった小説を基に、『SAYURI』の脚本家ロビン・スウィコードが初メガホンを取った。『プラダを着た悪魔』のエミリー・ブラントや『ワールド・トレード・センター』のマリア・ベロらが演じる読書会参加者が、オースティンへのアプローチを通して心に抱えた問題とも向き合っていく。彼女たちの悩みに提示されるシンプルな答えが、観る者の心にしみる。シネマトゥデイ(外部リンク)

あらすじ: 最愛の犬を亡くしたブリーダーのジョスリン(マリア・ベロ)を元気づけるために、親友のバーナデット(キャシー・ベイカー)が提案したのは“人生の解毒剤”といって愛読するジェイン・オースティンの小説を論じる読書会。恋に踏み込めない独身主義のジョスリン、夫との価値観の違いに悩むプルーディ(エミリー・ブラント)など、実は会のメンバーたちは複雑な悩みを抱えていた。シネマトゥデイ(外部リンク)

映画レポート

「ジェイン・オースティンの読書会」文学と映画の幸せな結婚の好例
「ジェイン・オースティンの読書会」文学と映画の幸せな結婚の好例
 ジェイン・オースティンのキャラクターたちを現代に持ってきたら……という発想が楽しい。小説の主人公をそのまま現代に焼き直すのではなく、性格や設定のどこかが小説と何らかの形でリンクしているという、ひねりとユーモアのある構成も実に大人好みだ。オースティン・ファンにはそのリンクを見つける楽しみがあるし、小説を知らない人は映画に触発されて読んでみたいと思うはず。文学と映画の幸せな結婚の好例だ。  オースティンの魅力はキャラクター描写の面白さにあるが、この映画の読書会に集まった6人のメンバーの右往左往する感情の行き違いは、オースティン自身が現代に甦って采配を振るっているかのような味がある。波瀾万丈のストーリーはないけれど、キャラクターたちの日常感覚と人間関係の組み合わせが絶妙。サッと一筆描きしたようにシンプルに見えるが、そこから匂ってくる感情はかなりリアルで、見る人によって深くも豊かにもなる。これぞ、ディテールで見せるアンサンブル・ドラマの魅力。派手さはないが俳優全員が自分の役にはまって見えるのが成功の証しだ。彼らが、オースティンの小説に導かれてトラブルの穏やかな解決法を見出すラストに、「そうだよね」と素直に納得できる自分にホッとした。(森山京子)(eiga.com)

[2008年04月10日 更新]

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