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解説・あらすじ

墨攻

総合:
(5点満点中3.59点)
3.59点/

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原題: A BATTLE OF WITS

製作年度: 2006年

別題: −

製作国・地域: 中国/日本/香港/韓国   上映時間: 133分

allcinema ONLINE(外部リンク)

解説: 2000年前の戦乱の中国を描いた同名の人気コミックを映画化した歴史スペクタクル。10万の敵に囲まれた落城寸前の小国の城が、平和のために戦うという目的で助っ人にやって来た1人の“墨家”に救われる伝説の戦を壮大なスケールで描く。頭脳明晰(めいせき)で優れた人柄の主人公を、アジアのトップスターであるアンディ・ラウが好演。敵方の武将を演じる『デュエリスト』などの韓国の名優アン・ソンギとの対決も見ものだ。日韓中が協力して作り上げた渾身のドラマに胸が震える。シネマトゥデイ(外部リンク)

あらすじ: 紀元前370年頃、巷淹中(アン・ソンギ)率いる趙の10万の大軍が住民わずか4千人の梁城に攻め入ろうとしていた。梁王(ワン・チーウェン)は墨家に援軍を頼んでいたが時間切れで、降伏しようとした時に墨家の革離(アンディ・ラウ)という男がたった1人で城に到着する。彼は1本の矢で趙軍の先遣隊を退けてしまい……。シネマトゥデイ(外部リンク)

インタビュー

『墨攻』アンディ・ラウ 単独インタビュー

2007年1月18日

『墨攻』アンディ・ラウ 単独インタビュー

日本のコミックスを映像化した『墨攻』で、攻撃せずに防御だけを貫く天才戦術家・革離(かくり)を演じたアンディ・ラウ。香港のトップスターであるアンディが、日・中・韓合作の超大作『墨攻』を語った。

映画レポート

「墨攻」様式美に頼らない骨太なアジア合作映画
「墨攻」様式美に頼らない骨太なアジア合作映画
 相変わらずアジアの国境を越えたコラボレーションが盛んだ。派手な様式美が売り物の“無国籍風オリエンタル絵巻”に食傷気味の筆者としては、むしろアジア各国のローカルな良作を観たいと願う。というわけで中国・日本・香港・韓国合作の「墨攻」もさほど期待せずに観賞したが、これは歯応えのある1作だった。  アンディ・ラウ扮する主人公、革離(かくり)は、紀元前5世紀の中国に実在した思想集団、墨家に属する人物。彼は戦闘のプロフェッショナルなのだが、他国への侵略を否定する墨家の教えに従い、徹底した守備戦術で10万人もの敵の大軍勢に対抗していく。この設定からして、現代に通じる反戦テーマを読み取ることができよう。敵の動きを先読みし、巧みなトラップで城内への侵入を許さぬ革離の獅子奮迅の活躍ぶりは、胸のすく爽快さだ。  あからさまにCGを駆使した奇抜な仕掛けに頼らず、城壁を挟んだアナログな合戦シーンに力を込めたことで、娯楽歴史活劇としてのスケール感と迫力を確保。ただし若手美人女優ファン・ビンビン演じるヒロインの存在が明らかに浮いており、革離との不必要なラブ・シーンなどが映画の流れをいちいち止めてしまうのはいただけない。それでもアンディがヒロイズムを抑えて好演する孤高の軍師が、戦功報われず苦い運命をたどるドラマには、テーマの本質からぶれない作り手の気概がうかがえる。おそらく製作過程は困難の連続だっただろうが、多国籍クルーの意思統一、そしてジェイコブ・チャン監督の良心が、このアジア合作映画の成功の要因と見る。(高橋諭治)

映画.com(外部リンク)



[2007年02月01日 更新]

「墨攻」守るための戦闘ならばいとわぬ墨家。題材はおもしろいのだけれど…
「墨攻」守るための戦闘ならばいとわぬ墨家。題材はおもしろいのだけれど…
 中国春秋時代を舞台にした日本のコミックを、日韓中の3国と香港で合作。アジアが手に手をとって映画が作られるのは素直に嬉しい。本作のストーリーはフィクションだが、主人公・革離の属する墨家は、歴史上に実在した集団。墨子を祖とし、非攻・兼愛などを説いた。一見、平和主義。しかし攻めることは禁じつつ、守るための闘いは善しとし、攻められ助けを求める国があれば、助っ人として馳せ参じる。戦闘集団としての面も併せ持っていた。墨守という言葉は、墨子がよく城を守ったことから成ったといわれる。映画の原作は同名のコミックス。しかしその漫画も酒見賢一の同名小説を基にしており、墨守ならぬ墨攻との興味深いタイトルは酒見氏によるものだ。  趙に落とされようとしている小国の防衛のため、墨者の革離がたったひとり、梁にやってくる。冒頭の矢のエピソードや、趙の指揮官を演じたアン・ソンギ、子団役のウー・チーロンなど、惹かれる点もあるのだけれど、全体に乱雑さが目立つ。何より、墨家についてのしっかりとした説明がないのが痛い。革離の物語は、まず墨家という足もとを固めた上で展開すべきでは。(望月ふみ) (PREMIERE)

[2007年01月30日 更新]

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